アメリカの損害保険会社調査部の副部長ハインリッヒ氏が著した労働災害についてのレポート。
1931年彼は取り返しのつかない重大事故が起こる背景には29の軽傷と300のヒヤリ・ハットの無傷害事故があることを提唱しました。
死亡事故や大ケガを防ぐためにはまずは根底にある「滑り」や「つまづき」を起こさない事が求められます。
また彼は、労働災害全体の98%は予防可能であると意見しています。
転倒事故の予防とは‥つまり滑らない床面、滑らない履物、段差のない歩行面、段差がある事のアピール、手すりの設置、整理整頓(床に物を置かない)、清掃などです。
正しい清掃をすればヌメリが取れて滑りが止まる事があります。一度お試し下さい。
滑らない床面に改善すれば「床が滑ります。ご注意下さい!」の張り紙も必要なくなりますね。